教養を身につける英語教育

子供に英語を学ばせるときに一番大切なことは「ネイティブの先生から学ぶこと」だと思っている親御さんは多いかもしれません。
ネイティブの発音や文法を身につけるという意味で間違いではないのですが、「どんな英語を身につけさせたいか」を考えたときに必ずしもネイティブの先生が良いとは限らないのです。
我が子たちが幼いころに子供の英語教室を探す条件として、以下の3つを大切にしていました。
①子供が楽しんでつづけられること
②英語を無理やり暗記させたりしないこと
③教養が身につくこと
①については当然だと思っている方も多いと思います。
②については、大人と違い子供(特に10歳までの子供)は暗記などしなくても日常的に英語に触れることができれば自然に覚えてしまいます。
実は、子供の英語教室選びで私が一番重要だと考えていたのは「③教養が身につくこと」でした。
人と話すときに相手の使う言葉、内容、話し方でその人がどれほどの教養を身につけているかが分かってしまいます。
教養は学校の勉強で身につくものと、体験から身につくものの両方があります。
学校で身につく教養は頑張って勉強すれば増えていきますが、それだけでは文字通り頭でっかちな人になってしまいます。
一方、体験から身につく教養は、その子の個性や性格を育んでくれます。
つまり、持って生まれた長所を伸ばし、心の広い思いやりのある人に育ててくれるのです。
私がこの3つの条件で子供の英語教室を探しているときに、そのすべての条件を満たしてくれたのがラボ・パーティでした。
お友だちとテューターと毎週のラボ・パーティを楽しみ、毎日CDを聴いて自然に英語のシャワーを浴びて、そして世界中の優れた絵本や物語を劇にして表現(テーマ活動)することで体験としての教養をいくらでも深めることができます。
特にテーマ活動では、劇にするプロセスでその物語について子供たち自身が主体的に色々なことを調べて勉強するようになります。
発音や文法だけでなく、教養のある英語を子供たちに身につけさせたいと考えていらっしゃるのなら、英語教室を選ぶ時のポイントとして③も大切にしていただきたいと思います。